電気工事士の取得 ~不動産投資で使える資格~
国家資格で、電気工事士、という資格がある。
大雑把には、電気関連の工事・作業をするのに必要な資格。
一見、不動産投資とは無縁の話しに聞こえるかもしれませんが、それがそうでもありません。
不動産投資を行うこと自体には電気工事士の資格取得は無関係です。
というか不動産投資を行うのに資格は必須ではありません。
株やFXのように資格がなくても行うことはできます。
しかし、不動産投資の中で必要となる時が出てくる資格のため、今回お話しします。
目次
- DIYで電気工事士資格が必要になるとき
- 不動産投資で電気工事士を持っていると良い理由
- 電気工事士資格について
- 電気工事士の試験について
- 受検して感じた勉強内容の特徴、難しかったところ、おもしろかったところ
- おすすめテキスト&練習セット、工具セットについて
- 勉強方法
- 合格後の流れ&自宅ほたるスイッチ交換
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DIYで電気工事士資格が必要になるとき
たとえば、物件のコンセントやスイッチを交換したいとき。
年々、他物件との差別化を図るために、物件のリフォームにDIYを取り入れて、個性の強い物件を作るオーナーが増えてきています。
そんな物件を創るためのリフォーム・DIYに、電気工事士の資格が必要となることがあります。
他にも、不動産投資物件の収益を向上させるために自分で施工する箇所を増やしコストを抑えたい、
不動産投資に併せて趣味のDIYを満喫したい。
また、不動産投資に限らず、趣味でのDIYも増えています。
自宅を自分好みに変えたい、自分の使い勝手の良いように変更したい。
そんなときに電気関係の作業をするのに電気工事士の資格が必要となるケースがあります。
自分で少しプラスαを作りたい、といったときに、資格がないと触ってはいけない範囲がある、制限される、そういった作業範囲の制限を拡げるため、
また、資格がないと作業してはいけないその範囲を認識しておく必要もあります。
有資格者でないと作業してはいけない範囲が、実は以外に多くあります。
最近はYouTubeなどで、作業の仕方は分かってしまいます。
しかし、どこまでが自分が作業して良い部分なのか、どこからダメなのか、分かっておくことが必要です。
電気関連の作業でそれを知るのにもうってつけなのが電気工事士という資格です。
そんな電気工事士について、不動産投資やDIYでどうして取得しておいた方が良いのか、併せて電気工事士取得のための勉強法・おすすめテキストのお話しです。
不動産投資で電気工事士を持っていると良い理由
いきなりですが、不動産投資を行うのに電気工事士資格を取っておいた方が良いか、について、答えは、あった方が良い、です。
なぜ、あった方が良いのか。
それは、コンセントやスイッチの交換が自分でできるようになるから、です。
電気工事士の資格を取れば、できるようになる範囲はもっと広いわけですが、
電気工事関連の業務経験がない大家さんにとって、大家業で自分で物件をいじるのに現実的な理由は上記です。
ここで言いたいのは、電気工事士資格が要る大家さんは、職人さん的に物件全体を自分で直しちゃうような大家さんばかりではない、ということです。
不動産投資を始めても、投資用物件をほぼ丸々自分で直そうとは思わない、
職人経験がないから素人でもできる範囲程度でしかDIYは考えていない、
簡単そうなところだけ自分でやろうと考えている、
そう思っている人でも、電気工事士資格が必要になる範囲がでてくるため電気工事士資格があった方が良い、ということです。
築古の一戸建て物件などでは、コンセントが割れている、スイッチが変色している、スイッチのツキが悪い、ほたるスイッチがちらついている、といったことは良くあります。
それを自分で交換できれば、費用も抑えられますし、使い勝手のよいかたちに自分の考えで変更をすることができます。
しかし変更するには電気工事士資格が必要になります。
1カ所1カ所リフォーム業者さんなどに頼むと、費用もかさんでいきます。
そういったコストもですが、自分で交換できれば、入居者さんをイメージした自分好みのものに変えることができます。
自由度が上がるという意味でも、電気工事士資格があった方が良いわけです。
また、他にも、電気工事士資格があると、引っ掛けシーリングの交換、2口コンセントを3口に変更、エアコン用コンセント100Vを200Vに変更、といったこともできるようになります。
DIYが好き、DIYをやってみたい、という人にとっては不動産投資は趣味と実益を兼ねたものにでき、かつ電気工事士資格を持っていると、さらにできる範囲が拡がり思うがままに作業ができるようになるため電気工事士の取得をおススメします。
電気工事士資格について
それでは、そんな電気工事士ですが、具体的にどんな資格なのか。
まず、電気工事士、電気工事士といってきましたが、電気工事士には、第二種電気工事士と第一種電気工事士、があります。
2つの違いは、簡単に言うと、作業できる範囲が違う、となります。
第2種電気工事士は、住宅などの小規模な電気設備工事までが可能範囲であり、
第1種電気工事士は小規模はもちろんビルなどの大規模な電気設備までできる、という違いになります。
先述まで、あった方が良いといっているのは第2種電気工事士のことです。
一般住宅は、第二種電気工事士資格で作業可能だからです。
大家業でDIYの延長上での場合、第2種電気工事士で十分であること、第1種電気工事士は免状を取得するのに実務経験3年以上という免状交付制限があることもあります。
(試験に合格しても作業するには免状を取得・携帯する必要があります。
第1種電気工事士も受験することは実務経験がなくても誰でも可能ですが、試験合格後の免状を取得するのに実務経験3年以上(大学や専門学校で所定の過程を収めて卒業している者)もしくは実務経験5年以上という、免状交付には条件があります)
第二種電気工事士は、実務経験などによる免状交付制限はありません。
電気関連の職種の方でなくても受験可能です。
(私も電気関連ではありませんが受験し、合格し、免状を取得しました)
電気工事士の試験について
試験は、学科試験と技能試験があります。
筆記試験
・解答方法:マークシート式(4択問題)
・問題数:50問
・配点:1問2点(すべて共通)
・試験時間:120分
・満点:100点
・合格ライン:60点
※合格ラインは、年度により多少異なる場合があります。
技能試験
・解答方法:配線図に従って、基本的な配線の作業・施工をします
・問題数:公表問題から、1つ出題されます
・試験時間:40分
・合格ライン:欠陥がなければ合格
※事前に候補問題(13種類)が公表されます(例年1月中旬ごろ)
※13種類の中から1問が、試験当日に出題されます
※配線図に沿って、電気工事に係る基本的な作業をします
筆記試験はマークシート式で、材料・器具・工具の写真をみて名称や用途を聞かれる問題や
電気基礎理論、配線図・複線図の理解を問われる問題が出題されます。
材料や道具、電気理論・複線図など馴染みのない人も多いと思われる内容もありますが、安心してください。
高度な計算を求められるような難易度ではありません。
基本的には暗記です。
テキストも、写真や図が豊富なテキストがあり、覚えることがメインになります。
少し計算問題も出題されますが、学生時代にこんな公式やったことがあったなぁという感じです。
また、極論、計算問題が全く得点できなくても、暗記問題のみでも合格できてしまいます。
(計算問題も公式を暗記すれば解ける問題のため、全て形式を暗記することで取得できるとも言えます)
技能試験については、工具を用いて、コンセントやスイッチ、ランプなどをケーブルで配線し、指示された配線図の作品を作り上げます。
技能試験も、写真が充実したテキストやテキスト付録のDVDで映像で作り方を学べるような充実した教材があります。
作業自体が難しいというより、制限時間内に問題のない作品を作る、という時間との勝負のような試験になります。
詳細は後述の勉強方法のところでお話しします。
そして試験に合格したら、免状交付申請をして、免状が届けば作業ができるようになります。
電気工事士は、電気工事士でなければ作業できない範囲を持つ独占資格になります。
ないとできない業務をもつ資格ですので、先行き不透明な現代において、万が一の職探しなどにも役に立つ可能性有りの資格です。
受検して感じた勉強内容の特徴、難しかったところ、おもしろかったところ
第二種電気工事士試験を受検してみて感じたことは、おもしろかった、ということです。
まず学科の勉強のところで、コンセントやスイッチをはじめとした自宅の身の回りの電気設備について正式名称を覚えたりと、身の回りにあるもので馴染みがあり、それをあらためて勉強するのでおもしろかったです。
適した工具を覚えるのは、似た工具だけど違うというのを覚えるのに苦労したりとありましたが、こういう工具を使ってこういう作業をするのか、金属管を切るのかと職人さんの作業が連想されておもしろかったです。
上述の暗記をはじめ複線図の書き方など覚えることが中心で、初めは問題を解いても覚えておらず自分の暗記力に音を上げそうになりましたが、何度も解くことで覚えることができ、覚えれてくると面白くなっていきました。
決められた知らなかったルールをきちんと覚えれた気がして楽しくなった感じです。
そして1番おもしろかったのが技能試験の練習です。
技能試験では、電線を切って、ランプと電線を接続したりと実際に手を使った作業を行います。
テキストや付録のDVDで、写真や映像で作業を覚えて行うのですが、これも繰り返し練習を行えば早く正確にできるようになっていきます。
何か作ることが好きな人は特に楽しめると思います。
技能試験は欠陥が1つでもあると不合格になってしまいますが、欠陥がどういうものなのかもテキスト・付録のDVDで網羅されています。
独学で、スクール等に通って教わるなどしないと、欠陥を見落とす可能性はあるのかもしれませんが、私はスクール等には通わず、後述でご紹介するテキスト&練習セットのみで1発合格した結果となりました。
第二種電気工事士はテキストが充実していて、テキストをしっかり学習すれば合格できる資格です。
勉強・資格取得・手作業などに苦手意識を持っている方も、後述のテキスト&練習セットで十分、合格できるので、構え過ぎずに取り組んでください。
それでは私が使ったテキスト&練習セットをご紹介します。
おすすめテキスト&練習セット、工具セットについて
私が使ったテキスト&練習セット、工具セットをご紹介します。
これらのみで電気工事士の学科・技能試験ともに合格し資格取得することが可能です。
これらを使えばスクール等に通わずとも、独学で合格・資格取得できます。
おすすめテキスト&問題集
まずはテキストのご紹介です。
テキストは学科用、技能用と分かれています。
まず学科用でおススメのテキストは以下です。
おススメの理由は、カラーで写真や絵・図が豊富で分かりやすく覚えやすいからです。
そして、理解しやすい順番で章立てが組まれていることです。
いきなり電気理論から入ってしまうと難しくモチベーションも上がりませんが、材料や工具の名称、身の回りのルールから理論へといった
長年の蓄積データから覚えやすい学習順序を考えて作られたテキストです。
また、合格するために、それぞれの章で最低限得点すべき点数、特に得点しやすく重点的に勉強すべき章についてなども解説されていて、おススメです。
私もこのテキストを使い合格しました。(私が使ったのは合格年の2020年版)
注意点は、最新のものを使用すること、受験年度用のものを使用することです。
そして併せて使用し知識の定着を図るのに過去問題集です↓↓
テキストとシリーズものの過去問集になります。
基本的に左ページに問題、右ページに答えという構成になっており、解いたらすぐに正解を確認できる仕様です。
赤シートも付いているので、答えを赤シートで隠して問題を解くことができます。
出題範囲の区別があり、出題頻度・重点度も分かりやすくなっています。
この過去問を繰り返し解くことで筆記試験に合格することができます。
繰り返す回数の目安は3回+間違えたところ、です。
ハンディタイプのサイズなので通勤時間などの隙間時間を見つけて繰り返し解きましょう。
次は技能試験用のおすすめテキストです。
学科用とシリーズものの以下「すいーっと合格 第二種電気工事士技能試験」です。
おススメの理由は、写真盛り沢山での解説です。
作業の仕方をはじめ、欠陥についても写真で説明。
とても分かりやすいです。
また、よくある質問のコーナーで、これは欠陥なの?これはどうしたいいの?という、やっていて思う疑問についても解答が載っています。
長く教材を作っていて合格者を輩出している経験から先回りしたテキストになっています。
注意点は、学科用と同じく、最新年度のものを使うことです。
なお、事前公開される候補問題13問全ての作業の仕方を映像で示したDVDが付録されています。
映像で作業の仕方を覚えることができます。
なお、映像で覚えるにあたっては、後述の練習セットで付いてくるDVDもおススメです。
独学で合格を狙うには、早く作業する方法や欠陥のポイントについて等、情報は多くある方が良いので、こちらも視聴して情報を増やしておきましょう。
おススメ練習セット
続いて、練習セットのご紹介です。
練習セットは以下のものがおススメです。(練習1回分)
練習セットは、1回分、2回分、3回分など練習回数ごとにセット販売されています。
しかし、1回分の1セットで十分です。
1回分を購入し、ピンポイントの作業は何回も練習しますが、通しで作品を作るのは各1回で合格できます。
どういうことかというと、たとえば、ランプと電線の接続は、電線ののの字曲げが上手くできず、はみ出てしまって欠陥となるなど、欠陥が多く発生する個別ポイントです。
そういった部分は何回も練習します。
そしてそういった個別の練習は、切れ端の電線などでできます。
練習セットに含まれる電線は、テキスト通りに使っても少し余るくらいですし、1つ作った作品をバラシてできた使用済みの電線で個別の練習ができます。
そのため、1回分の1セットで十分です。
また、このセットには特典として、技能試験対策DVDや合格クリップが入っています。
DVDで技能試験の作業の仕方や欠陥についての解説を映像で見ることができて有効です。
合格クリップも、実際に作業する際に、間違いを少なくするのに使えるアイテムです。
私も本試験でも使用しました。
(完成後、合格クリップは外さないといけません)
合格に十分な材料と使える特典が入っているためおススメです。
おススメ工具セット
さいごに工具セットのご紹介です。
電気工事士資格取得用の工具セットも沢山ありますが、HOZANのVVFストリッパー付き下記セットがおススメです。
VVFストリッパーは技能試験で1番よく使います。
技能試験で1番多い作業は、電線・ケーブルを決められた長さに切って、被服を剝ぐことです。
VVFストリッパーがあると、長さを測って切ること・ケーブルの太さごとに合わせた被服ストリップも簡単に早く行うことができます。
簡単に、キレイに、早く行えることが技能試験では大事になってきます。
技能試験は40分で完成させるという時間との勝負の試験です。
その試験で1番多く行う作業のケーブルストリップを抜群に助けてくれるVVFストリッパー。購入することをおススメします。
なお、VVFストリッパーがないとどうするかというと、電工ナイフというナイフでケーブルを切ったり剥いだりすることになります。
職人さんで朝飯前の方でしたら良いのでしょうが、電気工事経験ほぼ無しでしたらVVFストリッパーを使用しましょう。
もちろん資格取得後の作業などでも使用できるため無駄になりません。
なお、工具セットの一部は持っているという方も多いでしょう。
特にドライバーやマイナスドライバーは持っている、セットで買う必要があるのかと思う人もいらっしゃるでしょう。
もちろんバラで買うのもありです。
バラで買う場合は、合計金額と、資格取得後の自分の作業内容をイメージして判断されることをおススメします。
また、ドライバー・マイナスドライバーについては、サイズ・長さに注意しましょう。
電気工事士の技能試験は、あまり広くないスペースで行い、ランプも大きくない比較的細かい作業をするイメージです。
(私は築年の古い大学の教室での試験となりました。机の奥行きもあまりなく、昔の会議テーブルくらいのスペースに、工具と作業材料、受験票を置いての作業でスペースは狭かったです)
ネジ穴サイズに合ったドライバーを使用することはもちろん、長さもあまり長くないものを使った方がやりやすいです。
私は、このセットのものより長いドライバーしか持っていなかったので、ちょうど良いかとこのセットを購入しました。
技能試験で使うものが全て揃えられるし、試験に調度良いサイズのものが揃うしでおススメです。
資格取得後の自分の作業内容をイメージして、というのは、本格的に色々な作業をしようと具体的に決まっているのであれば、バラでより良いものを購入しても良いと思います。
しかし、当面、コンセントやスイッチの交換、引っ掛けシーリングの交換といった範囲のイメージでしたら、このセットで十分です。
次第に作業範囲が広がっていき、もしこのセットのもので不足を感じたら買い替える、で十分かと思います。
不足を感じてからであれば、どの程度のものに買い替えたいかも明確になっていると思いますし。
まずは資格取得に必要十分なものを揃えることでよいと思います。
勉強方法
筆記試験
勉強方法について、筆記試験については、過去問をやり込む、です。
先述の過去問集をやり込んで覚える、ということになります。
まずはテキストを読みますが、初めは章ごとにテキストを読んで過去問を解く、を繰り返しテキストを1周おえます。
次からは過去問集をメインにして、過去問集を解き、間違えたらテキストも読んで確認する。これを繰り返します。
過去問集が解けるようになると合格できます。
先述の過去問集の問題は本試験と、文章形式等ほぼほぼ同じです。
これができるようになれば筆記試験を突破できるので、この過去問集をやり切りましょう。
技能試験
技能試験は、実際にケーブルを切ったり被服を剥いだりしてランプやスイッチ・コンセントの配線をし、指示された作品を作る試験になります。
テキストを読むだけでの合格は難しく、自分の手で工具を使って、組み立てる練習をする必要があります。
組み立てる作業自体は、先述のテキストや付録のDVDで未経験者でも覚えることができる程度ですが、時間がありません。
試験時間40分で、複線図を書き、作業をして作品を作り上げる。
時間に追われた作業となります。
合格するには欠陥がないこと、です。欠陥が1つでもあると不合格となります。
そういうと神経質になるかもしれませんが、何度も言う通り、未経験者でも合格できます。
テキスト・DVDで、欠陥ポイントもしっかり把握できます。注意点も分かります。
のの字曲げや接続時に被服を嚙んでないかなど、じっくり細かいところまで練習しておけば大丈夫です。
そして注意すべき作業時間。初めは時間を気にするより作業の仕方を覚えるよう練習しますが、最終的には時間をはかり試験時間40分の内30分強くらいで完成させる感覚も練習で掴んでおきます。
具体的には、先の個別練習と、時間を気にせずに候補問題を2つくらい作り、また個別練習。そして候補問題3つ目くらいからは40分のストップウォッチを使用し、自分がどれくらいの時間がかかっているのか毎回把握します。
それからは時間を計って候補問題の練習→個別練習、の繰り返しです。
候補問題は全部で13問ですので、時間を計っての練習が10回近くはできます。
それに実際にやってみると、自分が時間のかかる作業がどこか分かってきます。そこを個別練習することでスピードを上げることができます。
また、候補問題の練習を数回行うとどの候補問題でも行う同じ作業と、その候補問題だけ行うものが何なのかも分かってきます。
毎回行う作業を端材を利用して個別練習することで作業スピードがあがります。
その候補問題だけ行う作業は印象に残りやすい作業ですので直ぐに覚えることができます。
技能試験は、複線図の練習、端材で個別練習、時間を計って候補問題を1通り作り上げる。落ち着いて練習しましょう。
合格後の流れ&自宅ほたるスイッチ交換
第二種電気工事士の学科試験&技能試験に合格すると、合格通知書が届きます。
下記のような簡単な通知書ですが、合格すると嬉しいものです。
よし、と思って作業をするかと思いきや、まだ作業はできません。
電気工事士の作業を行うには免状の携帯が必須です。
そのため、合格通知書だけではまだ作業・工事はできません。
免状を取得し携帯する必要があります。
免状は、電気工事工業組合に交付申請書と合格通知書、収入証紙、住民票等を提出して交付されます。
免状が手元に届くまでは、交付申請書の提出から2~3週間と言われています。
私は、交付申請書提出からちょうど2週間後に自宅に届きました。
免状が届いて晴れて作業ができます。
合格したら、早く来ないかな、と気持ちがはやりますが、2週間は我慢、といった具合です。
免状↓↓
自宅のほたるスイッチ交換
免状が届いたので、自宅のほたるスイッチを交換してみました。
以前から、ほたる部分がちらついていて気になっていました。
まず現状は↓↓
写真では、ほたる部分が点いていますが、現物はチカチカしています。
ブレーカーを落として、
まずはマイナスドライバーを使ってスイッチカバーを外します↓↓
マイナスドライバーをカバーの隙間に差し込み、軽い力でくるっと回すイメージ。
するとカバーが外れます。
そして、スイッチカバーのベースを外すためにプラスドライバーで上下のネジ各1つを外します↓↓
↓↓スイッチカバー(プラスティック部分)を外した後
そして金属のプレートを外します。
これも上下にネジが1つずつ↓↓
金属プレートを壁から外し、スイッチを金属プレートから外します。
そしてスイッチから配線を外します。
あとは新しいスイッチを取り付けて、逆手順で納めます。
カバーを付けて、ブレーカーを上げて通電確認。
完成です。
このように作業自体は難しいことはありません。
しかし電気工事士の資格を持っていないと作業してはならない範囲です。
今回はほたるスイッチの交換でしたが、コスモスイッチやコンセントの交換も電気工事士の資格取得・免状を持っていればできるようになります。
投資物件での交換作業も、自分ですぐにできて、業者に頼む費用も抑えることができます。
作業が簡単か難しいかに限らず、有資格者でなければ作業してはいけない法令制限ですので、電気工事士を取得して作業範囲を拡げましょう。
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